- インフラエンジニアを派遣という形で探しているとき、まず整理しておきたいこと
- 労働者派遣という仕組みの基本
- インフラエンジニア派遣求人の傾向を整理する
インフラエンジニアを派遣という形で探しているとき、まず整理しておきたいこと
インフラエンジニアとして働く方法を調べていると、「派遣」という雇用形態が選択肢として出てくることがあります。ただ、派遣という仕組み自体の理解が曖昧なまま求人を見ても、条件の比較が難しいと感じる方も多いでしょう。
この記事では、インフラエンジニアの派遣という働き方の基本的な仕組み、求人の傾向、就業前に確認しておきたい観点を整理します。特定のサービスを案内するものではなく、判断の材料として活用してください。
- この記事で分かること:派遣という雇用形態の法的な定義
- この記事で分かること:インフラエンジニア派遣求人の職種・地域・時給の傾向
- この記事で分かること:未経験者が派遣求人を探す際の確認観点
- この記事で分かること:派遣事業者を選ぶ際に確認できる制度的な要件
個別の状況により判断は異なります。具体的な条件については、各求人の詳細や公式情報で確認してください。
労働者派遣という仕組みの基本
労働者派遣事業とは、派遣元事業主が自己の雇用する労働者を、派遣先の指揮命令を受けて、この派遣先のために労働に従事させることを業として行うことをいいます。[1]
インフラエンジニアとして派遣で働く場合も、この定義の枠組みに当てはまります。雇用契約を結ぶのは派遣元事業主(派遣会社)であり、実際の業務上の指示は派遣先企業から受けるという二重の関係が生じます。この点が、直接雇用や業務委託とは異なる特徴です。
派遣事業者に求められる制度的な要件
労働者派遣事業を行おうとする場合、厚生労働大臣に対して許可の申請を行い、その許可を受けなければなりません。また、許可には有効期間があり、この有効期間を超えて引き続き労働者派遣事業を行いたい場合は、許可の有効期間の更新を受けなければなりません。[1]
また、労働者派遣事業を行うにあたって、事業所ごとに派遣元責任者を選任しなければなりません。派遣元責任者は派遣元責任者講習を受講していることが要件の一つとなっています。[1]
求人を探す際に派遣会社の信頼性を判断する一つの観点として、こうした制度的な要件を満たしているかどうかを公式情報で確認するという方法があります。
インフラエンジニア派遣求人の傾向を整理する
インフラエンジニア派遣の求人は、職種・地域・時給の幅がそれぞれ異なります。以下では、確認できた範囲の情報を整理します。
取り扱われている職種の範囲
インフラエンジニアの派遣サービスでは、ネットワーク、サーバー、AWSなどのクラウドと、各分野のスキル・資格を備えたITエンジニアを対象とした求人が取り扱われています。[4]
サーバ・ネットワークエンジニアの求人に加えて、SE・プログラマ(ビジネスアプリケーション系)、テクニカルサポート・ヘルプデスク、PM・PMOなどの関連職種も取り扱われているケースがあります。[3]
業務内容の例
AWS基盤の構築業務では、VPC・IAM・Security Groups等のAWSリソースおよびネットワーク基盤の構築・設定変更、ユーザーアカウント管理、EC2・RDSのパッチ適用・バージョンアップ、データログや各種監査アラート対応および利用者要件に応じた基盤サービスの機能拡張業務を担当するという求人が存在します。[5]
Linux関連のインフラ派遣求人では、防衛関連システムのインフラ設計・構築・評価や、クラウドインフラの運用保守といったネットワークエンジニア職種の求人が確認されています。[2]
求人の地域分布
Linux関連インフラ派遣求人の勤務地は、東京都、愛知県、大阪府、福岡県、神奈川県、兵庫県、愛媛県、青森県、岐阜県、京都府、島根県に分布しています。[2]
時給の幅
Linux関連インフラ派遣求人では、時給1700円から4000円の範囲で設定されている案件が確認されています。[2] ただし、これは特定の求人サービスで掲載されていた案件の範囲であり、すべての求人に当てはまる水準ではありません。
時給はスキルレベル・担当業務・勤務地などによって幅があります。求人票ごとに条件を確認することが基本です。
| 確認観点 | 求人票で確認すること |
|---|---|
| 職種 | ネットワーク・サーバー・クラウドのどの領域か |
| 時給 | 時給1700円[2]から4000円[2]の範囲で幅がある。交通費支給の有無も確認する |
| 勤務地 | 都市部・地方によって求人数が異なる |
| 経験要件 | 未経験OKか、特定スキル・資格が必要かを確認する |
未経験からインフラエンジニア派遣を検討する場合の確認観点
- 未経験OKの求人が存在することの確認
- 求人に付帯する条件の例
- 未経験者が求人を確認する際のチェック観点
- 「未経験OK」の表記が求人票に明示されているか
- 交通費支給の有無が明記されているか
当てはまるほど、準備や相談を検討する価値が高くなる可能性があります。
インフラエンジニアの派遣求人の中には、職種未経験者を対象とした条件を掲げているものがあります。ただし、すべての求人が未経験者を受け入れているわけではないため、個別の求人票で条件を確認することが前提です。
未経験OKの求人が存在することの確認
サーバ・ネットワークエンジニアの職種未経験OKの派遣求人が取り扱われているサービスがあります。[3]
大阪市内のインフラエンジニア派遣求人の中には、「未経験OK」という条件を掲げているものが複数確認されています。[6]
求人に付帯する条件の例
職種未経験OKの条件の他に、交通費別途支給あり、残業なしなどのこだわり条件が用意されている求人もあります。ただし、これらの条件がすべての求人に適用されるわけではありません。[3]
一例として、在宅・リモートワーク対応、職種未経験OK、ブランクOK、40~50代活躍などの条件が提示されている求人も掲載されています。[3]
未経験者が求人を確認する際のチェック観点
- 「未経験OK」の表記が求人票に明示されているか
- 交通費支給の有無が明記されているか[3]
- 担当業務の範囲(設計・構築・運用保守のどの工程か)が明記されているか
- スキルアップ支援や研修の有無が記載されているか
- 派遣会社の許可状況を公式情報で確認できるか
よくある質問
まとめ
インフラエンジニアの派遣という働き方は、雇用契約を派遣会社と結びながら派遣先企業の指揮命令のもとで業務を行うという仕組みです。派遣事業者には法的な許可要件があり、事業所ごとの責任者選任も求められています。
求人の傾向としては、ネットワーク・サーバー・クラウドといった複数の領域にわたる職種が存在し、地域・時給の幅も求人ごとに異なります。未経験OKを条件とする求人も確認されていますが、個別の求人票での確認が前提です。
- 派遣とは、派遣元事業主が雇用する労働者を派遣先の指揮命令のもとで働かせる仕組みである[1]
- 時給は業務・スキル・地域によって幅があり、求人票での個別確認が基本[2]
- 未経験OKを掲げる求人は存在するが、すべての求人に当てはまるわけではない[6]
- 派遣事業者には厚生労働大臣の許可と派遣元責任者の選任が求められている[1]
ここから先は、自分のスキルレベルや希望する業務領域・勤務地によって判断が分かれます。一般論だけでは決めきれない部分もあります。より具体的な求人条件の比較検討の方法は、別の記事で詳しく解説しています。
参考文献
- 労働者派遣事業について(厚生労働省)
- インフラ LINUX 派遣の求人一覧|派遣の求人検索 ジョブチェキ(tempstaff.co.jp)
- サーバ・ネットワークエンジニアの職種未経験OKの派遣の求人、仕事探しなら、エン派遣(haken.en-japan.com)
- インフラエンジニア全般派遣 – 株式会社オープンアップITエンジニア(openupitengineer.co.jp)
- インフラエンジニア | エンジニア派遣 | リクルートR&Dスタッフィング | RECRUITグループ(リクルートR&Dスタッフィング | RECRUITグループ)
- インフラエンジニア 未経験 派遣の求人情報 – 大阪府 大阪市|求人ボックス(求人ボックス)